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顔認証システムを医療に応用

 

顔認証システムを医療に応用

人工知能(AI)による技術進歩により、顔認証システムが多くの場所や場面で使用されているのは皆様方もよくご存知のとおりです。

最近では、この顔認証システムが、iPhone Xにも搭載されたことが話題となりました。

先日観た医療情報サイトに、この顔認証システムを大腸内視鏡検査に応用した支援システムを開発中との記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います(日経メディカル AIが変える大腸内視鏡検査)。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201709/552858.html

開発しているのは国立がん研究センター中央病院の内視鏡チームです。

同チームの医師によると、大腸内視鏡検査では意外なほど多くの病変が見逃されており、腺腫性ポリープの約20%は見逃されているという報告が多いとのこと。特に、平坦・陥凹型病変や微小な病変、右側結腸型の病変が見逃されやすいようです。

ポリープにも「顔つき」がある。人間の顔を判別できるならポリープも判別できるだろうという発想から、高い顔認証技術を持つNECに話しを持ちかけ、共同開発が始まりました。NECは深層学習(ディープラーニング)と呼ぶAIを用いて、専門医並みのスキルを身に着けさせるための膨大なデータを学習させました。

すると、感度98.0%、特異度99.0%、正診率98.8%で病変を検知でき、この能力は専門医と同レベルに相当するそうです。
まだ平坦病変の発見に課題は残されていますが、今後は平坦病変の見逃しをしないよう、AIを再トレーニングする計画とのことです。

AIは、どんなスパルタ教育にも文句ひとつ言わないので、トレーニングも楽でしょうね?!

他にも、昭和大学横浜市北部病院消化器センターのグループによる超拡大内視鏡による悪性度を瞬時に判定するAI支援システムの開発も紹介されていました。

画像との相性の問題はあるかもしれませんが、近い将来、画像診断はAIによる支援システムなしでは立ち行かなくなる時代が来るのかもしれません。

それどころか、逆に人間がAIからスパルタ教育を受けることになるかも・・・(お~、怖)。

 

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