厚生労働省によると、認知症患者は2040年には900万人前後、
65歳以上の約4人に1人が認知症に罹患するという推計値が発表されています。
(厚生労働省「認知症の人の将来推計について」より)
認知症には、アルツハイマー型、レビー小体型などいくつかの種類があり、約半数はアルツハイマー型認知症です。
高齢化が進む中、2040年には65歳以上の4人に1人が認知症になる時代がくると言われています。
(厚生労働省「認知症の人の将来推計について」より)
より長く健康的な日々を送っていただくためには、認知症発症を予防することがますます重要になってきています。こうした必要性を背景に、当院では全国に先駆けて、2017年より「βアミロイドPET検査」を実施しています。
高齢化が進む中、2040年には65歳以上の4人に1人が認知症になる時代がくると言われています。
(厚生労働省「認知症の人の将来推計について」より)
より長く健康的な日々を送っていただくためには、認知症発症を予防することがますます重要になってきています。こうした必要性を背景に、2017年から当院では全国に先駆けて、「βアミロイドPET検査」を実施しています。
検査時間 | 約3.5時間 |
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検査費用 |
270,000円(税込297,000円)※自由診療 ※個人からお申し込みいただけるのは自由診療(自費)の検査のみです。アミロイドPETを保険適用で行うためには、厚生労働省の定める「レカネマブ(遺伝子組換え)最適使用推進ガイドライン」に準拠した医療機関からの検査依頼が必要です。 ※保険適用の検査については、011-711-1331までお問い合わせください。 |
診療日程 | 毎週金曜 13:30~17:00 |
診療時間 9:00~17:00(平日・第一・第三土曜)
体にPET診療用放射性薬剤([18F]Flutemetamol)を注射します。
投与後約90分で検査薬が異常タンパクと結合します。
その後、PET装置にて頭部を撮影し、脳内の異常タンパクの蓄積を画像化します。
撮影した画像を放射線科医が読影・診断します。
厚生労働省によると、認知症患者は2040年には900万人前後、
65歳以上の約4人に1人が認知症に罹患するという推計値が発表されています。
(厚生労働省「認知症の人の将来推計について」より)
認知症には、アルツハイマー型、レビー小体型などいくつかの種類があり、約半数はアルツハイマー型認知症です。
近年、脳内にβアミロイドと呼ばれる異常タンパクの蓄積がアルツハイマー病の原因ということがわかってきました。
βアミロイドは発症の10~25年前から脳内に蓄積しはじめ、
それが神経の機能障害や細胞障害を引き起こし、認知障害が現れるといわれます。
これまでは死後に解剖などでしか異常タンパクを診断することが出来ませんでしたが、
近年PETの技術により、βアミロイドを画像化できるようになりました。
現在の医療技術では、βアミロイドの蓄積を画像として確認できるのは、βアミロイドPETのみです。
X線を用いて脳の断面図を観察します。発症後の海馬の萎縮など脳の形態的な変化を診ます。
磁場の中に入り臓器の断面図を映し観察します。被ばくがなく、より細かく脳の状態を診断できます。
微量の放射性物質を血管から注入し、MCI期・発症後の脳内の特徴的な血流異常を確認し診断します。血流の低下の部位の変化で認知症の種類を鑑別します。
放射線物質を取り込んだブドウ糖(FDG)を血管から体内に注入し、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖代謝を測定することで脳血流より正確にアルツハイマー病特有の変化をとらえます。
遺伝子検査は、アミロイドβタンパクの働きを決定しているApoE遺伝子のタイプを検査します。アルツハイマー病になりやすいApoE4型を持つかどうかで将来的なアルツハイマー病のリスクを推定するものです。
最近では、ベンチャー企業が開発した「MCIスクリーニング検査」(当院では、脳年齢AI解析ドック)が話題となっています。その他に、腰椎中の髄液を検査する方法もあります。簡単な血液検査などでアミロイドβタンパクの前段階の「アミロイドβペプチド」の毒性を弱めるたんぱく質の量を測定します。排出量を測定する検査のため、直接アミロイドβを見ているわけではありません。
いずれもアルツハイマー病を
診断するものではありません。
※MCIとは、軽度認知障害といわれ認知機能に問題が生じてはいますが、日常生活には支障がない状態のことです。