【がんになる道民 全国超え】北海道民のがんについて
我々、LSI札幌クリニックは予防医療の理念のもと『北海道のがん死亡率を下げる』をモットーに日々業務に尽力しております。
そんな中、2025年1月の北海道新聞にて、『がんになる道民 全国超え』という記事が掲載されました。
「生涯でがんにかかる確率は、男性が64.4%、女性が52.0%で、全国をそれぞれ上回った。がんで死亡する確率も全国を上回っていた。道民の喫煙率の高さなどが要因とみられる。」
「道民のがんにかかる確率が高い要因の一つに考えられる喫煙率は22年、20.1%と全国3位の高さ。各種がん検診の受診率は低く、全国最低レベルだ。」
(がんになる道民 全国超え.北海道新聞.2025.1.31.朝刊1p)
このように、道民のがん罹患率や死亡率が全国と比較して高水準となってしまっている背景として『喫煙率の高さ』・『がん検診の受診率の低さ』が挙げられ、全国と比較して著しく低いことは数値として算出されています。
このような状況において、北海道としては「第4期北海道がん対策推進計画(令和6年度~11年度)」を策定し、道民のがん死亡率を全国平均値以下にすることを目標に掲げています。
北海道がん対策推進計画の全体目標の1つである「科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実」の項目では、がんの1次予防として「たばこ対策」「感染症対策」「生活習慣改善推進」が、がんの2次予防としては『がん検診』が挙げられています。
『がん検診』について、計画の本文では以下のように述べられています。
「わが国のがんによる死亡者数は年間38万人を超え、死亡原因の第1位と なっていますが、診断と治療の進歩により、早期発見・早期治療が可能と なってきており、がん検診によって、がんを早期発見し、適切な治療を行 うことで、がんによる死亡者数を減少させることが可能です。」
(第4期 北海道がん対策推進計画より)
当院では、2020年~2023年にPET-CT検査を含むがん検診受診者(延べ9,826人)で173件のがんを発見しています。
部位別の詳細などは『実績紹介』をご覧ください。
早期発見には『がん検診』が不可欠であり、当院では定期的な『がん検診』を推奨しています。
皆様の健康維持の一助として、さらには北海道のがん死亡率を下げるべく今後も尽力していく所存です。