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「医療ブログ」がん探知犬を検診に導入

がん探知犬
わたしが学生の頃、その大学には有名な内科の教授が居ました。消化器科が専門でしたが、患者の顔を見ただけで、「あなたは胃がんです」と病名をピタリと言い当てたというのです。
もちろん又聞きですので真偽の程はわかりませんが、患者の顔色、痩せ具合などから、胃がんの可能性を疑ったのかもしれません。

それが、カリスマ性のある教授でしたので、尾ひれが付いて、広まったのでしょう。

ところで、山形県の金山町では、人の尿のにおいでがんの有無を診断する「がん探知犬」なるもので、検診を始めたとのことです。
受信者は尿を少量採取するだけで、胃バリウムや内視鏡検査を受けることなく胃がんの早期発見ができるとのことです。
“がん探知犬を自治体が健診に導入”.福井新聞.http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/206637

これまでの研究では、がん探知犬はほぼ100%の確率でがんを当てているとのこと。
探知犬にはラブラドルレチリバーを用いるそうですが、疲れたり飽きたりしてくると精度が落ちてくるので、検査は1頭当たり1日5~6回が限界のようです。

ユニークで面白い検診方法と思われますが、実際に普及するとなったらどうでしょうか?
ただ、線虫を使ったがん検診の開発も進んでいると聞きます。生物を使用したがん診断が、今後急速に実用化されていく可能性は十分に考えられます。

一方で、1滴の血液から13種類のがんの有無を同時に診断できる検査方法も開発されています。マイクロRNAというがんが分泌する微小な物質を検出します。
CEA、CA19-9といった従来の腫瘍マーカーを用いる血液検査法と比較して発見率が高く、ごく初期の癌も見つけられるのが特長です。
胃がん、食道がん、肺がん、乳がんなど13種類のがんが95%程度の確率で発見可能で、費用も2万円程度と比較的安価なのも魅力的と言えるでしょう。

まだ数年先の実用化を目指している段階ですが、この様にいろいろな手法が人間ドックなどに組み込まれ、がんの早期発見が可能となる時代がそう遠くない将来にやってくるだろうと期待されます。

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―この記事を書いた人―

<名前>斉藤 泰博
<資格・経歴>
医療法人 新産健会 副理事長
放射線専門医・内科医



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