認知症とアルツハイマー病
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このブログをご覧の方々は、アルツハイマー病と認知症は同じものだと思っていませんか?
確かにアルツハイマー病は認知症の中の代表的な疾患です。しかし、実際は、アルツハイマー病は認知症の中の半分以下、医師によっては3割程度という人までいるほどです。
昔は認知症=アルツハイマー病と考えられていたのに、現在では何故その割合が減ったのか?
それは、認知症はアルツハイマー病以外にも多くの疾患で起こりうることが認識されるようになったことと、診断技術の向上にあると思います。
では、アルツハイマー病以外の認知症にはどんな疾患があるのかということになりますが、脳血管性認知症(脳梗塞などが原因で起こる)、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、正常圧水頭症等など、多くの疾患があります。ざっと挙げても、20種類以上の疾患で認知症が起こり得ます。
また、これららの疾患が重複していることもあります。100歳を超えた認知症の患者さんの脳を死後病理解剖したら、アルツハイマー病、レビー小体病、嗜銀顆粒球性認知症、脳血管性認知症が混在していたということもあったようです。
アルツハイマー病に関してはその原因が解明されつつありますが、予防薬や特効薬はないのが現実です。長寿社会を迎えにあたって、認知症への取り組みは大きな社会問題と言える急務です。
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